イヤホンガイド
塚田 圭一(つかだ けいいち)
西形 節子(にしかた せつこ)
略歴

昭和4年、東京に生まれる。
初代藤間勘斎(七代目松本幸四郎)から名取りを許されて、藤間すみれとなったのが十八歳のとき。
その後 早稲田大学文学部演劇学科、同大学院文学研究科修士課程で演劇を学ぶ。河竹繁俊先生を始め、良き師、良き先輩、良き友に恵まれる。
御茶の水女子大・共立女子大などで近世文学(歌舞伎・日本舞踊)の講座を持つかたわら、日本舞踊の師匠として後進の育成に当たる。
現在は直接教えることはなくなったが、名取りとなった愛弟子たちへのフォローは惜しまない。
集団日本舞踊21を主催し、全国各地で公演を行なうなど、日本舞踊関係の団体のお世話役や、賞の審査員などで多忙を極めるなかから、歌舞伎や日本舞踊に関する著書の執筆、研究にも余念がない。
また、例年委員をしている芸術祭舞踊部門で、三年間審査委員長をつとめた。
イヤホンガイドは、発足まもなくからの解説者。劇作家野口達二氏の勧めで、ボランティアのつもりで始めたのが今日までつづいている。

舞踊批評家協会会員

芸術祭・芸術選奨審査委員

舞踊学会ニューズレター第5号「この人にあの質問を」2013年11月29日

著書共著

日本舞踊の心 芸談で綴る解説 全5巻(演劇出版社)
日本舞踊の世界 (講談社)

日本舞踊の研究
原色歌舞伎詳細
日本舞踊辞典
日本舞踊名曲事典

公演

NPO法人 集団日本舞踊21 会長

http://www.jbs-co.com/nichibu21/

歌舞伎座「藤間流大会」出演
詳細はこちら
塚田圭一さんのコメント
たとえ本名をご存じのない方でも、藤間すみれといえば、はっとする。さらに油原節子(旧姓)といわれれば、ぞーっとする。すくなくとも早稲田出身の演劇人であればだれ知らないもののない、こわい姐御(あねご)さんである。
我々ごとき十年以上も後輩からみれば三尺どころか、百メートル以内で御尊顔を拝したことがない。それがこのイヤホンガイドのおかげで、たまには声を掛けていただけるようになった。
○○年にもなろうかと思われる芸歴と、たゆまぬ研究を基礎にした解説は、深い味合いがある。しかし、そこが才女で、学者芸人といった趣きがあって、少しもそれをひけらかさない。その上、大後輩の私に対して ”ねえ先輩、今度はどういう風に解説いたしましょうか?” などと聞きにいらっしゃる。その都度ゾーっとして毛が抜ける様な思いである。

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