江戸時代の庶民の生活を舞台にしたいわゆる世話物です。でも、通常のものと違う!現代の、21世紀の科学技術を取り入れた舞台となっているのです。
なんと登場人物の一人は、コンピュータグラフィックスによるアニメーションの河童(かっぱ)クンです。様々な最先端の科学技術を駆使して、スクリーンに描き出された河童と江戸の飾り職人の常次とが共演するもので、本邦初・・・いや世界初の試みです。
江戸の時代から、その都度、何でも貪欲に取り入れて数々の変遷をとげながら発展してきた歌舞伎が、今度は21世紀のハイテクと融合した必見もの。
河童・常次・悪女の女房おすが・おすがの情夫徳蔵、この四人が織りなす現代にもありそうな、ちょっとおかしくて・・・ちょっと哀しい物語。 |