『供奴』
(ともやっこ)
くまどりん
奴と言えば、大名行列の供先を勤める奴さんを想像しますが、その奴さんが踊る曲です。廓通いの主人のお供におくれた奴が、提灯を持って廓へ行き着く迄の途中、主人を探しながら、主人の真似の丹前振りや、色々の様子をみせる華やかな舞踊です。
今から180年以上前の文政十一年(1828年)、江戸の中村座で二世中村芝翫が初演した曲で、芝翫のお家の芸として「芝翫奴」とも呼ばれています。足拍子の件りが見所で、拍子に乗った動きの面白さ、楽しさをお楽しみ下さい。
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