今月の観どころ・聴きどころ

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今月上演される演目のみどころをイヤホン解説員がコメントします。
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今月のスケジュール  来月のスケジュール
歌舞伎座 国立小劇場 国立大劇場 日本こども歌舞伎
まつり in 小松
鴨川をどり    
 歌舞伎座 團菊祭五月大歌舞伎 5月3日(金・祝)~27日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 寿曽我対面 すぎはらちゅん 11:00 11:47 30 
勧進帳 髙木美智子 12:17 1:27 20 
神明恵和合取組 園田栄治 1:47 3:37  
夜の部 鶴寿千歳 酒井孝子 4:30 4:46 15
絵本牛若丸 白鳥真有子 5:01 5:33 35
京鹿子娘道成寺 おくだ健太郎 6:08 7:16 20
曽我綉俠御所染
御所五郎蔵
奥山久美子 7:36 8:55  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

寿曽我対面(すぎはらちゅん)
風に初夏の香りを感じる5月。旧暦5月28日は曽我兄弟が仇討ちを果たした日です。江戸の芝居小屋では、兄弟の供養と曽我狂言の大入りのお祝いを兼ねた「曽我祭」という一大行事が行われていました。軍記「曽我物語」を題材とするお芝居、曽我物の興行は新春の恒例で、明治初頭の頃まで続いていましたが、その伝統を踏襲した様式美溢れる「寿曽我対面」は、現在、新しい劇場の杮落としや襲名披露などの慶事にあわせて上演される演目となりました。新元号、令和となってからの初の歌舞伎座の出し物として、また、尾上菊之助丈の長男、寺嶋和史くんが七代目尾上丑之助を名のっての初舞台を寿ぐ祝祭的な一幕です。新たな門出を祝う「寿曽我対面」を花形俳優たちが勤めます。どうぞおたのしみに。

絵本牛若丸(白鳥真有子)
七代目 尾上丑之助、初舞台!長く心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。新・丑之助を襲名する寺島和史くんは、お父さんの尾上菊之助さんが六代目丑之助を襲名したときと同じ牛若丸の役で、歌舞伎俳優として初めて舞台を踏みます。
この牛若丸は源義経の子供のころの名前として親しまれていますが、歌舞伎では牛若丸が登場するお芝居は多くはありません。しかしこの牛若丸という役は、江戸時代から襲名や初舞台のおりによく演じられる役だったそうです。
演目は異なりますが、十二代目市川團十郎さんは新之助襲名で、十代目坂東三津五郎さんは八十助襲名で牛若丸を演じています。この五月に出演する方では、尾上菊之助さんはもちろんですが、中村鷹之資さんも襲名で牛若丸を演じています。新・丑之助さんはどんな牛若丸を演じるのでしょうか。楽しみですね!
また5月の幕間放送では、尾上菊五郎さん、尾上菊之助さん、新・丑之助を襲名する寺島和史くんの三代インタビュー放送もございます。どんなお話を聞かせてくださるか、こちらも今から楽しみです。どうぞご期待ください!

 

曽我綉俠御所染 御所五郎蔵(奥山久美子)
このお芝居の最大の観どころは、緊迫した中でも歌舞伎の様式美を際立たせている場面です。また、聴きどころは作者河竹黙阿弥の特徴とも言える七五調の台詞です。御所五郎蔵と星影土右衛門がそれぞれの手下を引き連れ、ずらっと並んで流れるような七五調の台詞を朗々と語る場面は壮観です。五郎蔵、土右衛門、そして今は五郎蔵の妻となっている皐月の三角関係の行方と、理屈ではない感情や情景が目に浮かぶ黙阿弥の台詞をお楽しみ下さい。

 国立小劇場 5月文楽公演 通し狂言『妹背山婦女庭訓』
 5月11日(土)~27日(月)
解説者 開演 終演 幕間
第一部 大序
大内の段
小松原の段
蝦夷子館の段
二段目
猿沢池の段
渡辺まり タイムテーブルのご案内
二段目
鹿殺しの段
掛乞の段
万歳の段
芝六忠義の段
高木秀樹
三段目
太宰館の段
三浦広平
第二部 三段目
妹山背山の段
高木秀樹
四段目
杉酒屋の段
道行恋苧環
松下かほる
四段目
鱶七上使の段
姫戻りの段
金殿の段
髙橋ひさし
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

妹背山婦女庭訓 二段目後 鹿殺し~芝六忠義の段(高木秀樹)
初段で謀反人の本性を現した蘇我入鹿。その入鹿を退治するため苦心する善人方の姿を描くのが二段目。この二段目は第二部の四段目とセット。二段目の主人公・芝六は山の猟師。四段目で活躍する鱶七は海の漁師で共に「りょうし」。山と海の対比で、このような“対比構造”で描くのが作者・近松半二のお得意のパターン。
太夫のトップ豊竹咲太夫が語る「芝六忠義の段」は二段目の感動の中心。入鹿を倒すため身内の犠牲をも厭わない芝六の苦悩を描きます。

妹背山婦女庭訓 三段目 太宰館の段(三浦広平)
「芝六忠義」から話を再び政治ドラマの表舞台へと進めつつ、「妹山背山」へと続く重要な伏線が張られる場面です。前後を大きな見せ場に挟まれていますが、ただストーリーをつなげるだけではありません。

スケールの大きな物語には、大きな悪役が不可欠です。この場の蘇我入鹿はそれに見合うだけの存在感で、反逆者としての、いびつな魅力を放ちます。また文楽と歌舞伎では、そのキャラクターデザインが異なるのも興味深いところ。野心に燃え、目的のためには手段を選ばない―荒ぶる青年貴族という、文楽ならではの入鹿をご堪能下さい。


妹背山婦女庭訓 三段目切 妹山背山の段(高木秀樹)
「妹山背山の段」を観ずして『妹背山婦女庭訓』を語ることは出来ません。何しろ段の名前の中にタイトルのほとんどが入っているではありませんか。文楽ではこの場面のように「三段目の切」に当たるところが物語の中心で、作者が最も力を入れて書く場面とされます。
歴代の名人たちが語ったこの段を今回、竹本千歳太夫・豊竹藤太夫(改名披露)・豊竹呂勢太夫・竹本織太夫が珍しい“両床”に分かれて演奏します。いずれもこれからの文楽を背負って立つ面々で、新しい「令和の文楽」を占う舞台となるでしょう。


 国立大劇場 前進座公演 通し上演 『佐倉義民伝』
 5月11日(土)~5月22日(水)

解説者 開演 終演 幕間
第一幕
齋藤智子
(第二幕第一場まで)
11:30 11:50 30
4:00 4:20 20
6:30 6:50
第二幕 鈴木多美
(第二幕第二場から)
12:20 1:25 20
4:40 5:45 30
7:10 8:15 20
第三幕 1:45 2:30  
6:15 7:00
8:35 9:20
* 赤字=午前の部
黒字・青字=午後の部(11、18日は4:00開演、17日は6:30開演
  休演:14日(午前の部)、13~16、20~22日(午後の部)
  貸し切り:12、19日(午後の部)、13、17日(午前の部)
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ
佐倉義民伝 第二幕第二場~第三幕(鈴木多美)
「佐倉義民伝」は通常「東叡山直訴」の場で終わりますが、今回は宗五郎の叔父光然和尚が宗五郎一家の命乞いを祈念する「仏光寺」の場が上演されます。末の赤子は他所に預けられて無事ですが、宗五郎夫婦と二人の子供が処刑されたと聞き、光然は憤怒のあまり怨霊となります。この後初演では宗五郎一家と光然の怨霊が佐倉藩主に祟る怪談ものになりますが、前進座では百姓たちが宗五郎一家の魂を鎮めようと祈る所へ旅芸人と女太夫が通りかかり、ひとくさり踊る明るい幕切れとなります。宗五郎役の嵐芳三郎が旅芸人,宗五郎女房おさん役の河原崎国太郎が女太夫という顔合わせです。


 こまつ芸術劇場うらら 日本こども歌舞伎まつり in 小松
 5月5日(日・祝)~5月6日(月・休)

演目 解説者 開演 終演 幕間
口上 1:00 1:20 0
義経千本桜
伏見稲荷鳥居前の場
五十嵐大祐 1:20 2:35 35
越後獅子 阿部さとみ 3:10 3:30 0
供奴 中川美奈子 3:30 3:45 20
勧進帳 奥山久美子 4:05 5:35  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

越後獅子(阿部さとみ)
長唄『越後獅子』は軽快で目にも耳にも楽しい舞踊です。
越後獅子とは、越後(新潟県)の月潟村から出て来て、獅子舞などの軽業芸を見せた大道芸人。
江戸では角兵衛獅子、京坂では越後獅子といいました。この大道芸を踊りにしたのがこの作品。
今からおよそ200年前の文化八年(1811)、江戸中村座で初演。名優三世中村歌右衛門が演じた七変化の舞踊『遅桜手爾葉七字』の一コマで変化に飛んだ名曲として知られています。
当時流行していた甚句やおけさといった民謡や小千谷縮などの越後風物を取り入れ、軽快な中に

鄙びた味わいのある作品です。どの場面も楽しく展開しますが、眼目は後半の「布晒し」。足拍子を刻みつつ、布晒しに見立てた長い布を空中にそよがせるのが何とも面白い場面です。どうぞお楽しみください。

供奴(中川美奈子)
冷や奴、奴凧、折り紙の奴さんなど、現代の生活にも残っている「奴さん」。
武士と町人、ちょうど二つの身分の中間的な存在で、庶民にも親しまれていました。主人の身の廻りの雑用を忙しくこなし、外出のときはもちろんお供しますが、今日は吉原へ遊びに行く途中、うっかり主人に遅れてしまった…というところからお話が始まります。武家に仕えていますが、主人思いで庶民的な実直さが魅力の奴さんで、自分の主人がいかに格好いいか、丹前風俗を真似して見せます。見どころは、立て三味線一挺と鼓に合わせて踏む足拍子。自慢の主人に奉公する誇らしさと心弾みが伝わる楽しい舞踊を、21歳の中村虎之介が溌剌とつとめます。

勧進帳(奥山久美子)
小松市安宅町は、源義経一行が兄、頼朝の追及から逃れるため、奥州平泉へ向かう途中の関所があった場所として知られています。小松市とゆかりのある演目、勧進帳は、毎年、公演の最後に上演され、毎回楽しみにされている方もいらっしゃることと思います。勧進帳は、義経を何としても守りぬくと決死の覚悟を見せる弁慶、弁慶の思いに感謝の意を表する義経、弁慶の強い思いに心を動かされ苦渋の選択をする富樫、と三人の中心人物がそれぞれに複雑な感情を表現しなければなりません。勧進帳の読み上げ、弁慶と富樫の問答、義経と弁慶の深い絆、そして弁慶が最後に見せる延年の舞と見せ場満載の勧進帳。若き演者の熱演にご期待下さい。

 

 先斗町歌舞練場 鴨川をどり 5月1日(水)~24日(金)

演目 解説者 開演 終演 幕間

第1 わかよたれそ
筒井筒(つついづつ)

横阪有香 12:30 1:05 10
2:20 2:55
4:10 4:45
第2 艶姿祝新御代祭
(あですがたしんみよまつり)
1:15 1:52  
3:05 3:42
4:55 5:32
* 12:30開演、2:20開演4:10開演 の1日3回公演。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

わかよたれそ(横阪有香)
幼き日に井戸端で遊んでいた男の子と女の子が、成長して慕い合うようになる伊勢物語の筒井筒(つついづつ)のお話が今年の舞踊劇『わかよたれそ』の題材です。
京都三条の先斗町歌舞練場(ぽんとちょうかぶれんじょう)という伝統ある劇場で、いにしえの楽しい物語が繰り広げられます。

艶姿祝新御代祭(横阪有香)
御代がわりとともに始まる今年の『鴨川をどり』。
明治、大正、昭和、平成、そして令和と脈々と受け継がれ、さらに未来へと進んでゆく先斗町の芸能を、つつしんでご案内申し上げます。

変化に富んだ七つの場面を舞踊でつづります。
 
歌舞伎座 国立劇場 静岡グランシップ 京都南座 博多座 国立文楽劇場  
 歌舞伎座 六月大歌舞伎 6月1日(土)~25日(火)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 寿式三番叟 中川美奈子 11:00    
女車引 濱口久仁子      
梶原平三誉石切 園田栄治      
恋飛脚大和往来
封印切
横阪有香      
夜の部 月光露針路日本
風雲児たち
一幕目
おくだ健太郎 4:30    
月光露針路日本
風雲児たち
二幕目
     
月光露針路日本
風雲児たち
三幕目
     
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立劇場 6月歌舞伎鑑賞教室 6月2日(日)~24日(月)

演目 解説者 開演 終演 幕間
歌舞伎のみかた 11:00    
2:30  
7:00  
神霊矢口渡 すぎはらちゅん   1:10  
  4:40
  9:10
* 7、17日・・赤字青字(17日は外国人の方向けの「Discover KABUKI」)
  それ以外の日・・黒字と赤字
* 17~24日(18日11:00開演 を除く)はイヤホンガイド6ヶ国語対応(日本語・英語・中国語・韓国語・スペイン語・フランス語)
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 静岡グランシップ 歌舞伎鑑賞教室 6月26日(水)

演目 解説者 開演 終演 幕間
歌舞伎のみかた 11:00    
2:30  
神霊矢口渡 すぎはらちゅん   1:10  
  4:40
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 京都南座 新作歌舞伎「NARUTO -ナルト-」 
 6月2日(日)~26日(水)

解説者 開演 終演 幕間
序幕 ナビゲーター: 
天野ひろゆきさん
11:00    
4:00  
二幕目      
   
大詰      
   
*
終日休演 :6月14日(金)
昼の部(11:00~)休演 :6月2日(日)、11日(火)、21日(金)
夜の部(4:00~)休演 :6月5日(水)、8日(土)、16日(日)、
 18日(火)、23日(日)、24日(月)、
 26日(水)
昼の部(11:00~)貸し切り :6月5日(水)
* 6月10日(月)夜の部は6:00開演。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ
 博多座 六月博多座大歌舞伎 6月2日(日)~26日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 金閣寺 市井佳代子 11:00 12:35 30
保名 髙木美智子 1:05 1:30 15
野晒悟助 高木秀樹 1:45 3:30  
夜の部 八重桐廓噺 嫗山姥 白鳥真有子 4:30 5:40 30
土蜘 髙木美智子 6:10 7:30 20
権三と助十 高木秀樹 7:50 9:00  
* 21日(金)夜の部は貸し切り。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立文楽劇場 6月文楽鑑賞教室 6月7日(金)~20日(木)

演目 解説者 開演 終演 幕間
五条橋 鈴木多美 10:30    
2:00  
文楽へようこそ      
   
菅原伝授手習鑑
寺入りの段
寺子屋の段
鈴木多美   1:00  
  4:30
* 10日・18日は 2:00開演のみ。
15日2:00開演は外国人の方向けの「Discover BUNRAKU」(「五条橋」の上演はございません。)
19日・20日 2:00開演は貸し切り。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立文楽劇場 社会人のための文楽入門 
 6月10日(月)、18日(火)

演目 解説者 開演 終演 幕間
文楽のいろは 6:30    

菅原伝授手習鑑
寺入りの段
寺子屋の段

鈴木多美   8:40  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ