今月の観どころ・聴きどころ

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今月上演される演目のみどころをイヤホン解説員がコメントします。
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今月のスケジュール  来月のスケジュール
歌舞伎座 国立小劇場 南座 博多座      
 歌舞伎座 三月大歌舞伎 3月3日(日)~27日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 女鳴神 横出葵 11:00 12:03 30
傀儡師 園田栄治 12:33 12:57 20
傾城反魂香
近江国高嶋館の場
館外竹藪の場
白鳥真有子 1:17 2:02 15
傾城反魂香
土佐将監閑居の場
鈴木多美 2:17 3:31  
夜の部 盛綱陣屋 高木秀樹 4:30 6:13 30
雷船頭 中川美奈子 6:43 7:01 20
弁天娘女男白浪 おくだ健太郎 7:21 8:30  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

傾城反魂香 近江国高嶋館・館外竹藪の場(白鳥真有子)
今回は三代猿之助四十八撰の内という『傾城反魂香』で、人気の『土佐将監閑居の場』に、『高嶋館』と『竹藪』がついた形での上演です。三代猿之助四十八撰とは、三代目猿之助、現在の市川猿翁丈が創作したり、新たに演出を加えたりした48の作品を指します。

7年振りの上演となる序幕は、『土佐将監閑居の場』で登場するあの猛獣がどうやって現れたのか、その一部始終が明らかに……!解説では歌舞伎に登場する動物などもご紹介する予定です。

傾城反魂香 土佐将監閑居の場(鈴木多美)

狩野元信が一念込めて描いた絵の虎は襖から抜け出て絵師土佐将監宅に迫ります。将監の弟子修理之助は虎を筆で描き消したので将監から土佐の名字を許されます。将監には浮世又平という吃音の弟子もおり又平も土佐の名字を願いますが、将監は「絵の功(絵の力量で手柄を上げる)がない」と許しません。悲観した又平は自害を覚悟し、死ぬ前に一心不乱に自画像を描くと奇跡が起きます。歌舞伎や文楽には神仏の加護による霊験話が多くあります。それに対しこの物語は人間が自力で可能性を切り開く作者近松の「人間讃歌」の物語です。

 

雷船頭(中川美奈子)
この踊りは、天保10年(1839)亥年3月に、四季の四変化舞踊のうち、夏の曲として上演されました。天保の改革令が出るのは2年後のことで、人びとはまだまだ楽しみや刺激を求めていた時代です。流行の変化舞踊では、二人以上の役者が出演したり、人間以外の生きものが登場したりと、さまざまな工夫が凝らされていました。この「雷船頭」は、江戸の「粋」と「いなせ」を体現するかっこいい船頭と、空から落ちてきた野暮な雷、という奇想天外な取り合わせです。このたびの公演では、偶数日と奇数日で趣向を変え、幸四郎の男船頭、猿之助の女船頭、ふた通りの演出が楽しめます。どうぞ、ぜひ両日ともご覧いただき、すっきり洒落た江戸っ子の世界をご堪能くださいませ。


 国立小劇場 三月歌舞伎公演 3月3日(日)~27日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
元禄忠臣蔵
御浜御殿綱豊卿
奥山久美子 タイムテーブルのご案内
積恋雪関扉 髙木美智子
*

5日(火)、9日(土)、12日(火)、16日(土)、20日(水)、
23日(土)、26日(火)は12:00開演と5:00開演(それ以外の公演日は12:00開演)

* 10日(日)、11日(月)は休演
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ
元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(奥山久美子)
元禄忠臣蔵、と言う題名からご想像の通り、吉良上野介を討ち取り、主君、浅野内匠頭の遺恨を見事晴らした赤穂浪士四十七士のお話です。元禄忠臣蔵は、全十編からなる壮大なお芝居で、御浜御殿綱豊卿はそのうちの五編目にあたります。元禄忠臣蔵の中心人物は、赤穂浪士を率いた大石内蔵助。しかし、御浜御殿綱豊卿では、大石内蔵助は登場しません。後の六代将軍徳川家宣となる綱豊と四十七士の一人、富森助右衛門によって、遊興三昧だったと噂されていた頃の内蔵助の心情が語られていきます。内蔵助は、敵を欺くため遊びほうけていた、と言われていますが、本当にそうだったのか。元禄忠臣蔵の作者、真山青果は七年の歳月をかけて独自の大石内蔵助像をお芝居の世界で描き出しました。仇討ちはどの様な手段で何のために行うものなのかを、綱豊と助右衛門の台詞の応酬で聴かせる場面がこのお芝居最大の見せ場です。今回、綱豊卿を演じるのは、中村扇雀。助右衛門は、中村歌昇。いずれも初役です。どうぞお楽しみに。

 京都 南座 坂東玉三郎特別公演 3月2日(土)~26日(火)
演目 解説者 開演 終演 幕間
壇浦兜軍記 市井佳代子 2:00 3:15 30
6:00 7:15
太刀盗人 濱口久仁子 3:45 4:25 15
7:45 8:25
傾城雪吉原 4:40 5:05  
8:40 9:05
* 8日(金)、15日(金)、22日(金)は6:00開演(それ以外の公演日は2:00開演)
* 7日(木)、14日(木)、20日(水)は休演。
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

太刀盗人(濱口久仁子)
狂言から歌舞伎に移された舞踊劇です。田舎から都へ出てきた万兵衛という男が、土産物を見ているところへ、スッパ(スリ)の九郎兵衛が、万兵衛の太刀を盗もうと企みます。まんまと手にしたところへ土地の目代(お代官)が来て、本当の持ち主を見極めようと太刀の由来などを両者に問いただします。しかし九郎兵衛は万兵衛の答えをそのまま真似てなかなか埒があきません。一計を案じた万兵衛がとった方法とは!?見どころは何といっても万兵衛の言葉や舞を九郎兵衛がそっくりまねる件り。だんだんあやしくなってくる九郎兵衛の言葉や少しずつ遅れてくる舞の動きなど、じわじわと面白さが増してきます。狂言風のおおらかな味わいの楽しい作品です。

傾城雪吉原(濱口久仁子)
昨年12月歌舞伎座で初演された新作舞踊です。舞台は冬の吉原遊郭、雪の降る中美しい傾城が一人、寂しげな様子で佇んでいます。この雪で恋人の訪れはなく、楽しかった思い出や大切な文を手に、恋心を綴ります。後半は一転して明るい舞台となり、遊郭の春夏秋冬を描いてまいります。ここは「高尾さんげ」の一節を借りた、情趣豊かな件りです。古典的な舞踊の味わいと今風の演出が見事に溶け合い、坂東玉三郎の美学が随所に散りばめられた舞台をご堪能ください。

 博多座 花形歌舞伎 通し狂言『鯉つかみ』 
 3月3日(日)~24日(日)
解説者 開演 終演 幕間
序幕 すぎはらちゅん
(二幕目第二場まで)
11:00 11:35 15
4:00 4:35
二幕目 11:50 1:00 30
横阪有香
(二幕目第三場から)
4:50 6:00
大詰 1:30 2:45  
6:30 7:45
* 3日(日)、15日(金)は夜の部(4:00開演)のみ。
5日(火)、 7日(木)、11日(月)、14日(木)、18日(月)、
21日(木)、 24日(日)は昼の部(11:00開演)のみ。
* 9日(土)、17日(日)夜の部は貸し切り。
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ
鯉つかみ 序幕~二幕目第二場(すぎはらちゅん)
外連味あふれる上方のお芝居『鯉つかみ』が博多座で上演されるのは、今回が二度目となります。前回は今から5年前の2014年6月でした。以来、全国各地で上演を重ねながら、この演目は大きな進化を遂げてきました。前回の公演をご覧になったお客様は、パワーアップした新しい『鯉つかみ』に、きっと驚かれることでしょう。また、はじめてご覧になるお客様も、エンターテインメント性の高い楽しい舞台を存分にお楽しみいただけることと存じます。お芝居の前半、片岡愛之助が個性豊かな10人の人物を演じ分ける早変わりはまるでイリュージョンのよう! どうぞお楽しみに。

 
歌舞伎座 御園座 国立文楽劇場 巡業中央コース
松竹大歌舞伎
京都南座 夜桜能 市川海老蔵
古典への誘い
 歌舞伎座 四月大歌舞伎 4月2日(火)~26日(金)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 平成代名残絵巻 三浦広平 11:00    
新版歌祭文
座摩社
すぎはらちゅん      
新版歌祭文
野崎村
鈴木多美      
寿栄藤末廣
鶴亀
園田栄治      
御存 鈴ヶ森 松下かほる      
夜の部 実盛物語 市井佳代子 4:30    
黒塚 髙木美智子      
二人夕霧 奥山久美子      
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 御園座 陽春花形歌舞伎 通し狂言『南総里見八犬伝』 
 4月1日(月)~25日(木)
解説者 開演 終演 幕間
発端・序幕
齋藤智子
11:00    
4:00  
二幕目~大詰
おくだ健太郎      
   
* 1日(月)、4日(火)、 7日(日)、10日(水)、12日(金)、
15日(月)、16日(火)、19日(金)、22日(月)、24日(水)は
昼の部(11:00開演)のみ。
7日(水)は夜の部(4:00開演)のみ。
* タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立文楽劇場 4月文楽公演 4月6日(土)~29日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部 仮名手本忠臣蔵
大序~三段目
鈴木多美 11:00    
仮名手本忠臣蔵
四段目
高木秀樹   3:10  
第二部 祇園祭礼信仰記 渡辺まり 4:00    
近頃河原の達引 高木秀樹   8:05  
* 18日(木)は休演。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ
仮名手本忠臣蔵 大序~三段目(鈴木多美)
昭和59年に大阪日本橋(にっぽんばし)に開場した国立文楽劇場は35周年を迎えた記念興行として今月と7月・11月の三回に分けて「仮名手本忠臣蔵」を通しで上演します。徳川幕藩体制となって約90年後の元禄時代は武士の意識も変容しました。貨幣経済が発達して金で人生が左右され、武士の忠義が揺らぎます。「忠義」と「金」に劇的効果を上げるため「恋」をからませ、この時代に生きる二人の家老大星由良之助と加古川本蔵の生きざまを描くのがこの物語です。今回は刃傷事件発端の大序から四段目までの上演で、私は三段目まで解説します。

新版歌祭文 野崎村(鈴木多美)
大阪府大東市野崎には野崎観音があり大坂中心地から東に三里(約12㎞)で旧暦四月の出開帳が有名です。富裕層は天神橋の船宿から屋形舟で寝屋川を上って参詣しますが庶民層は徒歩で行きました。船と堤に分かれて客同士が悪口を言う「振売り喧嘩」が風物で、相手を言い負かすとその年は良い事があるそうです。野崎一帯は菜の花(菜種)の生産量を誇っており、菜種油から油屋のお染と久松の恋物語を連想させました。幕切れの竹本は〽船と堤は隔たれど…と語り、お染は船で久松は駕籠で油屋へ戻る様子に野崎詣りの風物を取り込んだ訳です。

 巡業中央コース 松竹大歌舞伎
 二代目松本白鸚・十代目松本幸四郎襲名披露
 3月31日(日)~4月25日(木)

演目 解説者 上演時間 幕間
襲名披露口上 横阪有香    

菅原伝授手習鑑

加茂堤
車引
   
奴道成寺 中川美奈子    
* 開演時間は会館により異なります。
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タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 京都南座 都をどり 4月1日(月)~27日(土)

演目 解説者 開演 終演 幕間
御代始歌舞伎彩 濱口久仁子 12:30    
2:30  
4:30    
* 12:30開演、2:30開演4:30開演 の1日3回公演。
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タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ
 靖國神社能楽堂 第27回 奉納夜桜能
 4月2日(火)~4日(木)
日にち 演目 解説者 開演 終演 幕間
2日 舞囃子「桜川」 三浦裕子 6:40    
狂言「棒縛」      
能「祇王」      
3日 舞囃子「海女」 三浦裕子 6:40    
狂言 「舟ふな」
(ふねふな)
     
能「鞍馬天狗 白頭」      
4日 舞囃子「野守」 三浦裕子 6:40    
狂言「花嘩」
(さっか)
     
能「恋重荷」
(こいのおもに)
     
* 少雨決行。雨天時会場は新宿文化センター(7:10開演)。
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タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 市川海老蔵 古典への誘い 4月9日(火)~25日(木)

演目 解説者 上演時間 幕間
能楽一調『笠の段』    

矢の根

横出葵    
お目見得『口上』    
   
* 開演時間は会館により異なります。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ