今月の観どころ・聴きどころ

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今月上演される演目のみどころをイヤホン解説者がコメントします。
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今月のスケジュール  来月のスケジュール
歌舞伎座 京都南座 国立小劇場 国立文楽劇場
上方歌舞伎会
シアターコクーン 御園座
 歌舞伎座 八月納涼歌舞伎 8月9日(金)~27日(火)
演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部 伽羅先代萩
御殿・床下
横阪有香 11:00 12:40 30
闇梅百物語 奥山久美子 1:10 2:10  
第二部 東海道中膝栗毛
序幕
すぎはらちゅん 3:00 4:20 20
東海道中膝栗毛
二幕
4:40 5:40  
第三部 新版 雪之丞変化
序幕
市井佳代子 6:30 7:38 20
新版 雪之丞変化
第二幕
大喜利「元禄花見踊」
7:58 8:48  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

伽羅先代萩(横阪有香)
奥州・足利家の幼いあるじ・鶴千代君(つるちよぎみ)は、お家のっとりをたくらむ家臣たちから、命をねらわれています。その鶴千代君を守り抜くのが政岡(まさおか)という乳母。いつ悪臣たちに毒を盛られるかも知れず、鶴千代君は満足にご飯も食べられません。鶴千代君と政岡の子供・千松(せんまつ)は『武士の子供は、おなかがすいてもひもじくない』と、やせ我慢をはりますが、もう立っているのもやっとです。鶴千代君と千松の健気な姿、それを気丈に見守る政岡の姿には、終戦後、物資の乏しかった時代、多くの観客が身につまされて涙を流しました。主君のために我が子を犠牲にする母の思いも、終戦記念日を迎えるこの8月に、つつしんで、じっくりと感じ取りたいと思います。政岡が、お茶道具でご飯をたく『まま炊き』のくだりも見どころ。
初役で政岡の大役をつとめる中村七之助、おいの中村勘太郎、中村長三郎との共演も話題の舞台です。 

闇梅百物語(奥山久美子)
題名にある百物語とは、新月の夜に何人かで集まり怪談噺をして、百話目が話し終わると本物の妖怪が出てくる、と言われている肝試しのような遊びです。百物語を行うにあたり、怪談噺をする部屋とは別の一間に百本の灯心(ランプなどの芯)に火を灯しておくこと、一話、話し終わるごとに火を消しに行き、火を消す際、手鏡で自分の顔を必ず見なければならないこと、しかも、これは一人で行うことといったルールがあります。この遊びは江戸時代に流行り、夏に限らず一年中行われていたそうです。今と比べて娯楽が限られていた江戸時代では、百物語は刺激的な遊びだったのでしょう。本当に妖怪が出てきてしまうと大変、ということで、九十九話までで終わりにするのが一般的だったとか。しかし、百話まで話し、最後の火を消したとたん、妖怪が現れた、という記録もあるのだそうです。このお芝居は、あるお屋敷に仕える女中たちが百物語を行い、百話目を話し終えて火を消そうとしているところから物語が始まります。百物語を観て、ぜひゾクゾクと涼しくなってお帰りいただきたいと思います。


 京都南座 八月南座超歌舞伎 本公演 8月2日(金)~26日(月)

演目 解説者 開演 終演 幕間
超歌舞伎のみかた 11:00 11:25 20
3:30 3:55
お国 山三
當世流歌舞伎踊
高木秀樹 11:45 12:00 30
4:15 4:30
今昔饗宴千本桜 実況:百花繚乱
解説:高木秀樹
12:30 1:40  
5:00 6:10
*
終日休演 :8月13日(金)
二部(3:30~)は休演し、リミテッドバージョン(下表参照)を3:30~上演 :8月4日(日)、12日(月)、
16日(金)、21日(水)
二部(3:30~)は休演し、リミテッドバージョン(下表参照)を6:00~上演 :8月7日(水)、9日(金)、
19日(月)、23日(金)
二部(3:30~)休演 :8月26日(月)
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 京都南座 八月南座超歌舞伎 リミテッドバージョン
 8月4日(日)、7日(水)、9日(金)、12日(月)、16日(金)、19日(月)、
 21日(水)、23日(金)

演目 解説者 開演 終演 幕間
今昔饗宴千本桜 実況:百花繚乱
解説:高木秀樹
3:30 4:40  
6:00 7:10
*
リミテッドバージョン(3:30)を上演 :8月4日(日)、12日(月)、
 16日(金)、21日(水)
リミテッドバージョン(6:00~)を上演 :8月7日(水)、9日(金)、
 19日(月)、23日(金)
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タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 国立小劇場 第25回稚魚の会・歌舞伎会合同公演
 8月15日(木)~19日(月)

演目 解説者 開演 終演 幕間
一條大蔵譚 齋藤智子 12:00    
棒しばり 三浦広平      

三社祭

関三奴
濱口久仁子      
与話情浮名横櫛 五十嵐大祐   4:35  
*
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伝統文化新聞コラム
歌舞伎・文楽 ミニ知識
イヤホン解説余話
 観どころ・聴きどころ

一條大蔵譚(齋藤智子)
歌舞伎に限らず、人物の名前がそのまま題名になっている作品は、その人物のユニークな個性がお芝居の見どころになるようです。このお芝居「一條大蔵譚」でも、題名にある一條大蔵というキャラクターがとても魅力的です。
「平家にあらずんば人にあらず」と言われた平家全盛期の京の都は一条通りで暮らす、大蔵省の長官・一條大蔵卿は、のっそりしてちぐはぐなことばかり言うので、家来たちから「阿呆」と陰口を叩かれています。そのうえ、奥様は、常盤御前。もともと源義朝の愛妾だった常盤は、平治の乱で義朝が討ち死にすると、義朝の宿敵・平清盛の情けをうけ、さらにその後、清盛の部下である大蔵卿に下げ渡された、いわくつきの女性です。なんというか、あまり、うらやましがられない貴族なのです。しかしそれは、世を忍ぶ仮の姿。実ハ・・・。というのが、このお芝居のお楽しみとなります。
ひとりの人物のなかにさまざまな表情が現れる、役者としてはしどころの多い大蔵卿は、先代中村吉右衛門の当たり役で、当代吉右衛門も、繰り返し大蔵卿を演じてきました。

今年で25回目を迎える稚魚の会・歌舞伎会合同公演では、吉右衛門の門下生である中村吉兵衛が大蔵卿を演じます。どうぞ、お楽しみに。

 

棒しばり(三浦広平)
室町時代から続く芸能、狂言をモチーフにした舞踊劇です。太郎冠者、次郎冠者というひょうきん者が、好きなお酒を飲むために涙ぐましい?までの奮闘をいたします。ちなみにこの『棒しばり』は海外公演でもよく上演され、言葉の壁を越えて好評を博しているそうです。酒にまつわる楽しい物語は、古今東西、分け隔てがないのでありましょう。
狂言の大らかな笑いと、歌舞伎らしい軽妙洒脱な踊りとの取り合わせの妙を、稚魚の会・歌舞伎会合同公演ならではのフレッシュな配役でご覧頂きます。


三社祭・関三奴(濱口久仁子)
二つの舞踊を上下二段として続けてご覧いただきます。
「三社祭」は浅草寺に隣接する浅草神社のこと。漁師の浜成・竹成の二人が神社のご神体を隅田川から掬い上げたという故事に由来する舞踊です。まず三社祭の山車人形の振りから始まり、魚河岸や漁師の生活などを描きます。と、空から怪しい雲が降りてきて悪玉・善玉の魂にとり憑かれる二人。ここからは悪と善の面をつけた二人の軽妙な所作が楽しめます。「関三奴」は、初演の関三十郎に因んで名付けられ、武家の中間・奴二人が主役。大名行列の先導を勤めた奴は行列の花形でした。派手な毛槍を縦横に操って勇壮に踊る舞台は、夏の暑さも忘れそう!イキの良い若手歌舞伎俳優が全力で臨みます。上下とも江戸の風俗を活写した粋な舞踊、ぜひご堪能ください。

 国立文楽劇場 第29回上方歌舞伎会 8月24日(土)~25日(日)

演目 解説者 開演 終演 幕間
寿式三番叟 髙橋ひさし 11:00    
4:00  

熊谷陣屋

高木秀樹      
   
近頃河原の達引 髙橋ひさし   3:00  
  8:00
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 観どころ・聴きどころ


 Bunkamuraシアターコクーン 市川會 三代襲名披露
 市川紅梅改め初代市川壽紅 市川ぼたん改め四代目市川翠扇
 堀越麗禾改め四代目市川ぼたん
 8月3日(土)~12日(月・祝)

 演目 解説者 開演 終演 幕間
寿式三番叟 横出葵 12:00 12:25
 
4:00 4:25

高砂

横出葵
(開演前のみ)
12:25
12:35  
4:25 4:35
口上 横出葵 12:40 12:50 20
4:40 4:50

玉兎

羽根の禿
中川美奈子 1:10 1:30 20
5:10 5:30
京鹿子娘道成寺 1:50 2:50  
5:50 6:50
*
昼公演(12:00~)休演: 8月3日(土)
夜公演( 4:00~)休演 : 8月5日(月)、6日(火)、8日(木)、9日(金)、  11日(日・祝)、12日(月・祝)
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タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

玉兎・羽根の禿(中川美奈子)
「玉兎」「羽根の禿」は、ともに江戸時代後期に誕生した変化舞踊の中から残ってきた人気曲です。
まず「玉兎」は、これも当時流行した景勝団子売りの風情を、月の中で餅つきする兎にうつしたもの。お月さまから飛び出して、「かちかち山」の登場人物たちを踊り分けてみせる洒落た作品です。先月、外郎売の早口言い立てで歌舞伎座を沸かせた堀越勸玄がつとめます。
「羽根の禿」は、遊女の小間使いとして働く少女の、ささやかな自由時間を描いた一曲。大きな門松や羽子板、華やかな髪や衣裳など、江戸吉原のお正月風情がたっぷり盛り込まれております。堀越麗禾改め市川ぼたんがつとめます。
どちらも、見た目の可愛さから子どものための曲と思われがちですが、実は大人の歌舞伎役者や舞踊家もしばしば舞台にかける難しい曲。市川流の明日を担う二人の、愛らしい姿をご堪能くださいませ。

京鹿子娘道成寺(中川美奈子)
「京鹿子娘道成寺」は、申すまでもなく歌舞伎舞踊屈指の名曲で「女形舞踊の卒業論文」と呼ばれるほどの作品。あどけない少女が恋を知り、大人の女性になってゆく、大河ドラマのような面も持つこの大曲を、ぼたん改め市川翠扇がつとめます。また、このたびの襲名披露にあたり、強力のお役に豪華なゲストが登場いたします。会期前半は西川箕乃助・花柳寿楽、後半は藤間勘十郎・尾上菊之丞。
日本舞踊界のトップを走る舞踊家たちの共演が待ちきれません。華やかな舞台の最後は、市川家のお家芸、荒事の押し戻し・海老蔵の登場でフィナーレを迎えます。

滅多に拝見できない豪華な顔合わせの「京鹿子娘道成寺」、存分にお楽しみくださいませ。


 御園座 第72回名古屋をどり 8月23日(金)~26日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部 雛鶴三番叟 おくだ健太郎 11:00    

上 旅奴
(25、26日は 文売り)
下 風流船揃い

(25,26日は 傀儡師)
     
峠の万歳      
三人連獅子   1:00  
第二部 美事華幕開 おくだ健太郎 2:30    
晒童子      
須磨      

上 喜三の庭
(25,26日は子守)
下 稲妻

(25,26日は賎機帯)
     
廓の対面      
彦市ばなし   4:30  

第三部

美事華幕開 おくだ健太郎 6:00    

花踊曲輪賑
雨の権八
俄獅子

お祭り
     
梅花鷺娘      
座頭/ZAGASHIRA!   8:00  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 
歌舞伎座 国立小劇場 巡業西コース
松竹大歌舞伎
京都南座 兵庫県立芸術
文化センター
   
 歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎 9月1日(日)~25日(水)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 極付 幡随長兵衛 横出葵 11:00    
お祭り 髙木美智子      
沼津 市井佳代子      
夜の部 寺子屋 園田栄治 4:30    
勧進帳 高木秀樹      

松浦の太鼓

鈴木多美      
*
昼の部貸し切り: 5日(木)、6日(金)、8日(日)、9日(月)、
10日(火)、11日(水)、16日(月・祝)
夜の部貸し切り: 8日(日)
幕見席は営業
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立小劇場 九月文楽公演 9月7日(土)~23日(月・祝)

  演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部 心中天網島
北新地河庄の段
渡辺まり 11:00    

心中天網島
天満紙屋内の段
大和屋の段

道行名残りの橋づくし
高木秀樹   3:00  
第二部 嬢景清八嶋日記 鈴木多美 4:00    
艶容女舞衣
酒屋の段
道行霜夜の千日
松下かほる   8:10  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 巡業西コース 松竹大歌舞伎 8月31日(土)~9月25日(水)

演目 解説者 上演時間 幕間
封印切 奥山久美子    
蜘蛛絲梓弦 中川美奈子    
* 開演時間は会館により、異なります。
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 観どころ・聴きどころ

 京都南座 九月花形歌舞伎 通し狂言「東海道四谷怪談」 
 9月2日(月)~26日(木)

演目 解説者 開演 終演 幕間
序幕
すぎはらちゅん 11:00    
4:30  
二幕目 横阪有香      
   
三幕目・大詰 髙橋ひさし      
   
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終日休演      : 9月17日(火)
昼の部(11:00~)休演: 9月18日(水)
夜の部(4:30~)休演 : 9月2日(月)、5日(木)、8日(日)、11日(水)、
13日(金)、16日(月・祝)、18日(水)、
20日(金)、23日(月・祝)、26日(木)
昼の部貸し切り   : 9月3日(火)、7日(土)、10日(火)、11日(水)、23日(月・祝)
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タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 淡路人形浄瑠璃特別公演
 9月21日(土)

演目 解説者 開演 終演 幕間
戎舞 高木秀樹 1:30    
播州皿屋舗
青山館の段
     
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 観どころ・聴きどころ