今月の観どころ・聴きどころ

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今月上演される演目のみどころをイヤホン解説者がコメントします。
劇場別のタイムテーブルも一緒にご覧いただけます。

 

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今月のスケジュール  来月のスケジュール
歌舞伎座 国立劇場 御園座 大阪城本丸 薪能 国立劇場おきなわ
 歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎 10月2日(水)~26日(土)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 廓三番叟 酒井孝子 11:00 11:21 15
御摂勧進帳 鈴木多美 11:36 12:36 30
蜘蛛絲梓弦 濱口久仁子 1:06 1:56 20
江戸育お祭佐七 園田栄治 2:16 3:42  
夜の部

三人吉三巴白浪

序幕・二幕目
三浦広平 4:30 5:47 35

三人吉三巴白浪

三幕目・大詰
髙木美智子 6:22 7:38 20
二人静 中川美奈子 7:58 8:34  
* 6日(日)、22日(火)昼の部は貸し切り。
幕見席は営業
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

伝統文化新聞コラム
歌舞伎・文楽 ミニ知識
イヤホン解説余話
 観どころ・聴きどころ

廓三番叟(酒井孝子)
能には古くから「翁三番叟」という二つの部分から成る祝儀曲があります。「翁」は天下泰平、国土安穏を、「三番叟」は五穀豊穣、子孫繁栄を祈るという儀式性の強い曲です。後に歌舞伎舞踊にとりいれられるようになると、庶民は厳粛な「翁」よりも狂言方が演じる明るく、動きの多い「三番叟」を好んだため、「三番叟」を主体とした数多くの舞踊が作られましたが、時代が下ると共に儀式的要素は薄れ、趣向を凝らすことに重点が置かれるようになりました。「廓三番叟」もその一つ。廓という字が示す通り遊郭の座敷で、太夫、振袖新造、幇間が踊る趣向です。
粋でシャレっ気の溢れた、華やかな舞台をお楽しみ頂くと共に、お好きな方は原曲の翁三番叟をいかにパロっているか、元の詞章を巧みに書き換えた地口などをいくつ見つけられるか、更なる楽しみ方も。ヒントはイヤホンガイドにて。

 

蜘蛛絲梓弦(濱口久仁子)
葛城山の土蜘蛛伝説に由来した舞踊劇です。物の怪に悩まされでいる源頼光(市川右團次)の館に、様々に姿を変えて忍び込もうとする蜘蛛の精。可愛いお小姓、軽妙洒脱な太鼓持ち、飄々とした座頭、艶やかな傾城と、様々な役を踊り分ける片岡愛之助の魅力を存分にご堪能いただけます。頼光を助け、蜘蛛の精と戦う四天王は尾上松也をはじめとする今旬の若手達、こちらも見逃せません。後半は蜘蛛の糸をふんだんに使った華やかな所作をお楽しみください。音楽・地方は長唄と常磐津の掛け合い、幕外大薩摩もあり、耳でもご堪能頂ける作品です。

 

三人吉三巴白浪 序幕・二幕目(三浦広平)
江戸最後の狂言作者、と呼ばれた河竹黙阿弥の傑作中の傑作です。物語は三人の若き盗賊、三人吉三が因果の糸に絡め取られていく悲劇ですが、そこに取り込まれた「八百屋お七」の世界が彩りとなって作り出される舞台面は、悲しくもまた美しい―実に歌舞伎らしいお芝居です。
そして黙阿弥ならではの七五調、耳に心地よい台詞もお楽しみなところ。中でも序幕の「月も朧に白魚の…こいつぁ春から縁起がいいわえ」は指折りの名ゼリフ。お芝居をご覧になったことのない方でも、どこかで聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
開演前のイヤホンガイドでは、この名ゼリフの江戸情緒あふれる内容を、少し詳しくご案内しようと思います。お芝居の最中には解説しづらい部分ですので、ご興味のある方はぜひお早めに劇場へいらして、開演前の放送からお聞き頂ければ幸いです。


二人静(中川美奈子)
芸術祭十月大歌舞伎最後のひと幕は、室町時代にお能の礎を築いた世阿弥元清原作「二人静」を下敷きにした新作舞踊です。主人公は、日本一の舞の名手と謳われた静御前。源平合戦で大きな功績をあげながら、兄源頼朝に疎まれ敗死した源義経の愛妾として有名です。静もまた若くしてこの世を去りましたが、その霊が吉野山中の菜摘女に取り憑き、過ぎし日への愛惜を語ります。お能では、静の霊と菜摘女が、全く同じ装束、同じ振りで相舞するのが見どころ、かつ難所と言われる「二人静」。静の霊を演じる坂東玉三郎自身が補綴を手がけ、歌舞伎舞踊として新たな生命を吹き込みます。

秋の夜のひととき、長唄・竹本・箏曲の華麗な共演とともに、静謐な美の世界をご堪能くださいませ。
 国立劇場 十月歌舞伎公演「天竺徳兵衛韓噺」 
 10月2日(水)~26日(土)

演目 解説者 開演 終演 幕間
序幕 白鳥真有子 タイムテーブルのご案内
二幕目・大詰 横阪有香
* 11日(金)、18日(金)は4:30開演(それ以外の日は12:00開演)
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

天竺徳兵衛韓噺 序幕(白鳥真有子)
天竺徳兵衛は、江戸時代初期に実在した人物です。江戸幕府がいわゆる鎖国を実施する前に、十代で御朱印船に乗り、東南アジア等へ渡りました。帰国後、徳兵衛が幕府へ報告した文章が一般にも広まり、彼は「天竺徳兵衛」と親しまれ、芝居のモデルにもなりました。

10月の演目は、天竺徳兵衛をモデルにしたお芝居の代表作であり、『東海道四谷怪談』の作者、鶴屋南北が50歳にして書いた大ヒット出世作です。開演前には、初演のエピソードなどをお話する予定です。


 御園座 第50回記念 吉例顔見世 10月2日(水)~26日(土)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 狐と笛吹き 横出葵 11:00 12:10 30

双蝶々曲輪日記

角力場・難波裏
奥山久美子 12:40 1:40 15

双蝶々曲輪日記

引窓
高木秀樹 1:55 3:05  
夜の部 碁太平記白石噺 高木秀樹 4:30 5:25 30
身替座禅 奥山久美子 5:55 6:45 15
瞼の母 市井佳代子 7:00 8:40  
* 16日(水)昼の部は貸し切り。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

双蝶々曲輪日記 角力場・難波裏(奥山久美子)
題名にある双蝶々とは、このお芝居の中心人物の二人、濡髪長五郎と放駒長吉の長の字を蝶に置き換え、二人が角力(相撲)を通して深くかかわり合っていくことを、いかにも歌舞伎らしく美しく表現しています。今回は、これまであまり上演されなかった難波裏を観ることで、角力場からこの後の引窓までの物語の展開がわかりやすくなっています。男の意地と意地がぶつかり合う濡髪と放駒とは対照的に、気弱で軟弱な若旦那、与五郎もこの物語では重要な人物。与五郎は、上方で誕生した柔らか事、和事の典型的な役どころです。今回は、性格の全く違う放駒と与五郎の二役を中村鴈治郎が演じます。中村獅童の濡髪とともに、鴈治郎の演じ分けにもご注目下さい。

 

身替座禅(奥山久美子)

身替座禅は、狂言の花子と言う作品を歌舞伎舞踊にしたものです。狂言は笑いの芸能とも言われており、狂言をもとに出来た作品は、そのほとんどが親しみやすく楽しい筋立てになっています。身替座禅のあらすじをひと言で表すならば、ずばり夫の浮気。浮気が妻にバレてしまったらどのような状況が待ち受けているのかは、何となく想像が出来ますね。理屈ぬきに楽しい歌舞伎舞踊、身替座禅。恐妻家の主人公、山蔭右京に片岡仁左衛門。夫にべったりでわわしい(口やかましい)、でもちょっと可愛いところもある妻の玉の井に中村鴈治郎。上方を代表するお二人の夫婦役でお楽しみ下さい。

 

瞼の母(市井佳代子)
もし、死んだと思っていた息子が、ある日突然ヤクザになって自分の前に現われたら、あなたならどうしますか?
親を慕う子の心と共に、母の複雑な心の揺れも感じながらご覧下さいませ。

登場人物の置かれた状況などを補いながら解説したいと思います。


 大阪城本丸薪能2019  10月12日(土)~14日(月・祝)

日にち 演目 解説者 開演 終演 幕間
12日(土)

「翁」

能「竹生島」
中尾薫 6:00    
  8:30
13日(日) 能「杜若」
狂言「茶壺」
能「船弁慶」
中尾薫 6:00    
   
  8:30
14日(月・祝) 能「弱法師」
狂言「蝸牛」
能「土蜘蛛」
中尾薫 6:00    
   
  8:30
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

 観どころ・聴きどころ

 国立劇場おきなわ 組踊公園(特設御冠船舞台)御冠船踊と組踊
 10月4日(金)~5日(土)

  演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部

「老人老女」


6:30    
「入子躍」      
「扇子躍」      
第二部

組踊「執心鐘入」(4日)

組踊「銘苅子」(5日)
       
* 雨天時会場は国立劇場おきなわ 大劇場。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 
歌舞伎座 国立劇場 平成中村座 出石永楽館 国立文楽劇場 北とぴあ  
 歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎 11月1日(金)~25日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 研辰の討たれ   11:00    
関三奴        

梅雨小袖昔八丈

髪結新三
       
夜の部

鬼一法眼三略巻

菊畑
  4:30    

連獅子

       
市松小僧の女        
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 国立劇場 十一月歌舞伎公演 通し狂言
 「孤高勇士嬢景清 ―日向嶋―」
 11月2日(土)~25日(月)
演目 解説者 開演 終演 幕間
序幕・二幕目   12:00    

三幕目・四幕目

    4:00  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 平成中村座 小倉城公演 11月1日(金)~26日(火)
演目 解説者 開演 終演 幕間
昼の部 神霊矢口渡 三浦広平 11:00    
お祭り        

恋飛脚大和往来

封印切
       
夜の部

小笠原騒動 前半

奥山久美子 3:45    

小笠原騒動 後半

       
* 12日(火)昼の部、5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)夜の部は休演。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 出石永楽館 第十二回永楽館歌舞伎
 11月4日(月・休)~10日(日)
演目 解説者 開演 終演 幕間

道成寺再鐘供養

仙石権兵衛出世噺
  11:30    
4:00  

滑稽俄安宅新関

       
   
* 10日(日)は11:30開演のみ。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ


 国立文楽劇場 11月文楽公演 11月2日(土)~24日(日)
演目 解説者 開演 終演 幕間
第一部

心中天網島 
北新地河庄の段

  11:00    

心中天網島 
天満紙屋内の段
大和屋の段
道行名残りの橋づくし

    2:45  
第二部

仮名手本忠臣蔵

八段目・九段目
  4:00    

仮名手本忠臣蔵

十段目・十一段目
松下かほる   8:25  
* 13日(水)は休演。
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ

 
 第十七回 飛鳥山薪能 in 北とぴあ さくらホール(東京都北区) 

 11月21日(木)~22日(金)

日にち 演目 解説者 開演 終演 幕間

21日(木)

第一夜

狂言「二人大名」

能「紅葉狩」
金子直樹 6:30    
  8:50  

22日(金)

第二夜

狂言「成上り」
能「俊寛」

三浦裕子 6:30    
  8:50  
*
タイムテーブルは予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
 観どころ・聴きどころ